Monday, November 13, 2017

舞踏家 土方巽「肉体の叛乱」から50年


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舞踏家 土方巽「肉体の叛乱」から50年

Public
 · Hosted by 早稲田あかね
Details
舞踏家 土方巽「肉体の叛乱」から50年
11/14(火)
第1部 20時~
第2部 21時~
早稲田あかねにて
1968年日本青年館にて上演された代表的ソロ作品「肉体の叛乱」 その非公開記録動画の上映と時代背景をあわせ、ご紹介いたします。

お話:森下隆(慶應義塾大学アートセンター)
入場料:1000円

※第1部から参加された方は第2部へ継続して参加される場合
入場料はいただきません。

「肉体の叛乱」から50年

来年2018年が、1968年から50年ということで、関連する展覧会や出版が相次いで企画されている。
すでに、国立歴史民族博物館では1968年次の政治闘争の資料を展示する「1968 年——無数の問いの噴出の時代——」展が開催され、国立の博物館での左翼運動の展覧会ということもあって話題を集めている。
土方巽の1960年代の舞台芸術を総括するかのごとき舞踏公演「土方巽と日本人——肉体の叛乱」も50年ということで、公演の舞台写真や映像の提供、出品の提供が相次いでいる。
土方巽の「肉体の叛乱」は、「叛乱」の文字があるものの、1968年の政治闘争と直接に関わりがあるわけでもなく、「政治」をテーマに舞踏作品がつくられているのでもない。
しかし、「肉体の叛乱」のモチーフの一つである「暴力」は、街頭での機動隊との物理的な衝突を想起させ、この舞台での土方巽の激越な踊りは、「闘争」の象徴ともなった
2018年を間近に控えたこの時期に、1968年の舞踏公演「肉体の叛乱」をテーマに土方巽の舞踏を紹介することも時宜をえているかと思われる。
映像を観賞しながら、舞踏と時代性について考える会としたい。 (森下)

お話:森下隆(慶應義塾大学アート・センター土方巽アーカイヴ)
上映:中村宏撮影「肉体の叛乱」(14分、8mmをデジタル化)
上映:「種村『肉体の叛乱』を朗読する」朗読者・笠井叡、福島泰樹ほか
資料:種村季弘文「肉体の叛乱」(配布)
参考資料:『肉体の叛乱——舞踏1968/存在のセミオロジー』(慶應義塾大
学アート・センター)
細江英公写真集『鎌鼬』


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